海老好きによる、海老好きのための、究極の「えびづくしランチ」を作ってみた!
この日のランチはお弁当のえび天丼。しかし天丼だけでは飽き足らず、でも味噌汁やお吸い物の気分でもない。
そこでひらめいた。「スープもえびの何かにしたら満足できそうでは?」
早速立ち上がり、台所へ。幸い、冷蔵庫には「何かの時に使おう」と思って買っておいたえびがある。
ならば、やるしかない。えびの旨味を余すことなく活かし、濃厚なビスクを作ってみようじゃないか。
ガーリックの香りを立たせ、じっくり炒め、煮込み、濾す…。想像しただけで、すでに美味い。
しかし、ふと疑問がよぎる。「果たして天丼と合うのか…?」
和の甘辛ダレにフレンチの濃厚ビスク。未知の組み合わせに若干の不安を抱えつつも、もう後には引けない。
こうして始まった、えびづくしのランチ作り。果たしてその結果は…!?
オリーブオイルとにんにくの香り
まずは鍋にオリーブオイルを入れ、弱火でにんにくを炒める。この瞬間、キッチンに広がるガーリックの香ばしい香りがたまらない。「これだけで美味しい料理ができそう」と思わせる香りの立ち上がりだ。
海老の殻を炒めて旨味を引き出す
次に、海老の殻を投入し、中火でしっかり炒める。殻が香ばしくなり、濃厚な旨味が溶け出してくる。ここで木べらで殻を押しつぶすと、より一層エキスが出て、まさに「海老の旨味を最大限に引き出している」感覚。
煮込んでエキスを抽出
水と白ワインを加え、中火で15分ほど煮込む。ここで海老の旨味がスープにしっかりと移り、黄金色に染まる。「このままスープとして飲んでもいいのでは?」と思うほどの香りと深み。
殻を濾してなめらかスープに
煮込んだスープをザルで濾し、殻を取り除く。ここで一気にスープが滑らかになり、純粋な海老の旨味だけが残る。
「この一手間で仕上がりが変わる!」と実感できる工程。
野菜ジュースを加えて仕上げる
トマトベースの、無添加の濃縮野菜ジュースを加え、弱火でさらに10分ほど煮詰める。トマトの酸味が加わることで、味に奥行きが出る。「ここで一気にビスクらしい味わいになる」のが面白い。塩で最後に味を調える。
えびづくしの完成!
スープを仕上げたら、天丼と一緒に盛り付け。黄金色の天ぷらと、深いオレンジ色のビスクスープが並ぶ様子は、まさに「海老を食べ尽くすためのセット」。
さあ、果たして合うのか…!?
えび天丼×ビスクの結論
結果…大正解。
天丼の甘辛いタレと、ビスクの濃厚なコクが驚くほどマッチし、それぞれの良さを引き立てる組み合わせになった。「フレンチと和食の融合はアリだな」と確信。
「海老の殻は捨てるものじゃない、旨味の宝庫だ!」と改めて実感した今回の試み。次はさらに新たな海老料理に挑戦したい。例えば…海老のパエリア?それとも海老の炊き込みご飯?
えびづくしの世界は、まだまだ広がりそうだ。
皆さんも、ぜひ「えびづくし」試してみては?