日本橋で出会った京の味 – 京都石塀小路 豆ちゃ

京都の風情を感じるひとときを、日本橋で味わえるとは思わなかった。リベラキャリアのパートナー講師との打ち合わせで入った、コレド日本橋の「京都石塀小路 豆ちゃ」。

暖簾の文字に心惹かれ、ふらりと足を踏み入れた。

おばんざいとは?そして今回の出会い

正直なところ、今回「おばんざい」についてちゃんと考えたことがなかった。

京料理の一つくらいの認識だったけれど、調べてみると、おばんざいとは京都の家庭料理で、旬の食材を使った素朴で滋味深いおかずのことを指すらしい。特徴としては、

  • 季節の食材を活かす:その時期に美味しいものを使う
  • 味付けは優しく、出汁を活かす:濃すぎず、素材の味を大切にする
  • 種類が豊富で少量ずつ楽しめる:小鉢で提供されることが多い

まさに、今回訪れた「豆ちゃ」では、そのおばんざいが楽しめるとのことで、期待に胸を膨らませながら席に着いた。

洗練されたモダンな空間

店内はスタイリッシュで洗練されたモダンなデザインが広がる。

広々としたオープンフロアにはテーブル席が整然と並び、ゆったりと食事を楽しめる。

個室も充実しており、少人数から大人数まで落ち着いた雰囲気の中で京料理を堪能できるのが嬉しい。

今回私は個室に通された。さて、どんなおばんざいと出会うことができるのか。

季節の味覚を楽しむおばんざいの数々

最初に登場したのは、おばんざい三種盛り合わせ。左からご紹介。 南瓜の煮付けと豆腐の田楽、花巻麩。しっとりとした南瓜の甘みと、味噌の香ばしさが絶妙なバランス。花巻麩のもっちりとした食感がアクセントになっている。

湯むきミニトマトのお浸し。出汁の旨味がじんわりと染み込んだトマトは、噛むたびに爽やかな酸味が広がる。さっぱりとした味わいで、口直しにもぴったりだ。

さらに、梅風味のポテトサラダ。ほんのり酸味のある梅がアクセントになり、シンプルながら奥深い味わいが楽しめる。

続いては、旬の鮮魚のお造り赤身の鮪と脂ののった鰤が美しく盛られており、口に入れると、ねっとりとした鮪の旨味と、鰤のまろやかな甘みが広がる。

続いては、揚げたての天ぷら。大ぶりの海老と野菜の天ぷらは、衣がサクッと軽く、噛むと中から素材の甘みがじんわり広がる。天つゆにくぐらせると、より一層風味が引き立つ。

次に登場したのは、焼き魚と野菜の取り合わせ。カリッと香ばしく焼かれた魚は、皮のパリッとした食感と、身のジューシーさが絶妙。添えられた茄子やかぶも優しい味がしみていて、ほっとする美味しさだった。

食事の締めくくりには、貝や根菜がたっぷり入った炊き込みご飯と、白味噌仕立ての汁物。

炊き込みご飯は、貝の出汁がしっかり効いていて、一口ごとに旨味が広がる。汁物はまろやかで優しい味わいで、体にじんわり染み渡る。

最後のデザートは、抹茶と黒糖のわらび餅。もっちりとした食感に、黒蜜のコクが絡み合い、一口食べるごとに幸せな気分になる。

まとめ – 日本橋に添えられた贅沢な時間

今回、「おばんざいとは?」というところからスタートしたが、実際に食べてみると、ただの小鉢料理ではなく、京都の食文化を感じられる奥深いものだった。

そして「豆ちゃ」では、そのおばんざいを季節ごとに楽しめるのが魅力。静かで落ち着いた雰囲気の中で、丁寧に作られた料理をじっくり味わう時間は格別だった。

次回は、また季節が変わった頃に訪れて、新しいおばんざいとの出会いを楽しみたい。

みなさんも、日本橋で京の味とおばんざいを堪能してみてはいかが?


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