研修帰りに、西武新宿駅の近くを歩いていて見つけた黄色い看板。「心斎橋 味仙(あじせん)」。
>>>心斎橋 味仙
大阪・心斎橋で1981年に創業したお店で、今は東京でその味を味わえるらしい。
名古屋にも同じ名前のお店があったな、と調べてみると、名古屋は「みせん」、こちらは「あじせん」らしい。ふむ。
なんにせよこの日は辛〜いのをいきたい気分だったので、吸い込まれるように入店w
券売機の前で迷う
台湾麺、担仔麺、炸醤麺、四川麺……どれも気になるけど、どうせなら一番辛いものに挑戦したい。なんせ、辛〜いのをいきたい気分だったので^^
「四川麺」を選択しました。
不意打ちのお通し
席につくと、冷奴の上に肉味噌がのった小皿が出てきた。注文した覚えがなかったので、これがお通しらしい。
ピリ辛の肉味噌と冷たい豆腐の組み合わせが絶妙!思わずハイボールをひと口。
豆腐の冷たさと肉味噌のコクが、炭酸のすっきり感と相まってよく合う。最初からお酒が進む味だ〜。
豆腐が冷えていて舌をリセットしてくれるのがいい。これから来る辛さに備える前菜のようにも思えた。
魯肉飯(ルーローハン)の安心感
セットで頼んだ魯肉飯は、煮込まれた豚肉がたっぷり。
甘辛い味付けがしっかりご飯に染み込んでいて、ほっとする味わい。
角煮のような柔らかさと、脂の旨味がじんわり広がります。うまいっ。
タクアンのポリポリ感がいいアクセントで、食べていて飽きが来ない。ご飯ものがあると胃袋が落ち着く。
四川麺、衝撃の赤いスープ
運ばれてきた四川麺。丼いっぱいに広がる真っ赤なスープに思わず息をのむ。
レンゲですくってひと口飲むと、口いっぱいに辛さが広がり、その後にじんわりとコクが残る。辛いのにスープを飲み進めたくなる、不思議な中毒性がありました。
上には刻んだセロリがどっさり。ネギとかでなくセロリ。珍しいですよね。
セロリの香りがふっと抜けて、重たい辛さを少し和らげてくれる。歯ごたえも良く、単なる薬味以上の存在感。
チャーシューは厚みがあって柔らかく、噛むと肉の旨味がしっかり出てくる。煮玉子は黄身が固めで、スープに浸かるうちに味がしみていく。どちらも辛いスープと相性抜群で、口の中のリズムをつくってくれます。
麺は中太で、スープをよく吸うタイプ。すすると辛さと香りが一気に広がり、汗がじわっと出てくる。食べ進めるごとに辛さの波が押し寄せてくるけれど、不思議と箸は止まらなかった!
食べ終えて
丼を前に汗を拭きながら、しっかりと達成感を味わい…。辛いのに、また食べたくなる。そんな一杯でした。
魯肉飯との組み合わせも満足度が高く、新宿で大阪発の老舗の味に出会えたのは、ちょっとしたご褒美のように感じました。
次は炸醤麺も食べてみたい!辛さ以外の一面を知りたくなるお店。また行きます!