こんにちは、キャリアと組織の未来をつなぐ人、尾形ヒロカズです。
季節の変わり目。ちょっと疲れが出たり、気持ちがなんとなく沈んだり。明日の朝、出社することをイメージして少しおっくうになる。そんな感覚、ありませんか?
この時期、私が関わってきた現場でも、そんな「モヤモヤした感覚」がよく聞かれます。
「なんとなくしんどい」の正体
ある新人研修の現場で、こんな声を聞いたことがあります。
「休み明けの出社日、起きるのが本当にしんどかったんです。なんでこんなに行きたくないのか、自分でも分からなくて…」
最終的に彼女はその翌月に退職しましたが、後から話を聞くと「もう少し話せる場があれば違ったかもしれない」と言っていました。
当時の私は、ただ見守ることしかできず、とても悔しかったのを覚えています。
「辞めたい」の手前でできること
・新しい環境に慣れようとがんばった反動
・初めての長期休暇で生まれる空白感
・期待していた現実とのギャップ
こうした“ちょっとした違和感”が積もると、「もうダメかも」と思ってしまうことがあります。
でも、私が強く伝えたいのは、「辞めたい」と思うこと自体は悪いことじゃないということ。
ただし、「その気持ちがどこから来ているのか?」を少し立ち止まって見つめる時間が、とても大切です。
モヤモヤの正体を言葉にする
モヤモヤは、頭の中にあるうちは正体がつかめません。
でも、紙に書き出したり、誰かに話したりすることで、
- それが一時的な疲れなのか
- 本質的なミスマッチなのか
が少しずつ見えてきます。
キャリア相談の場でも、「話しているうちに気づけた」と言う方が多いです。
キャリアを整える第一歩
私は今、相談に来てくれる方にこう伝えています。
「そのモヤモヤは、あなたのキャリアが『このままでいい?』と問いかけてくれているサインかもしれません」
必ずしもすぐに答えを出す必要はありません。 でも、その問いに目を背けず、少しでも立ち止まって向き合うだけでも、キャリアの迷子になりにくくなります。
誰かに話すだけでも、キャリアの点検になる
私自身も、現場でたくさんの「あと一歩話せていたら…」という場面を見てきました。
だからこそ、季節の変わり目のモヤモヤを抱える人には、
- 紙に書く
- 口に出してみる
- 誰かに相談してみる
このどれか一つでも、ぜひやってみてほしいです。
「辞めるかどうか」の前に、「自分がどう感じているか」を見つめてみる。
キャリアの答えは、そこから始まることが多いのです。
読んでくださり、ありがとうございました。
もし今、
「このままでいいのかな」
「なんだか気持ちが重い」
そんな風に感じていたら、ひとりで抱え込まずに、どうぞお気軽にご相談ください。
キャリアのモヤモヤを言葉にするだけでも、次の一歩が見えてくることがあります。
▼お問い合わせはこちらから
コメント