「キャリア資本」ってどう蓄える?──人生100年時代の働き方の設計図

こんにちは、キャリアと組織の未来をつなぐ人、尾形ヒロカズです。

「このままでいいんだろうか」と思いながら働いている人、最近増えている気がします。

  • 何かを変えたいと思っているけど、何を変えればいいかがわからない。
  • 転職も選択肢にはあるけど、自分には何ができるのか、そもそも何をしたいのかが曖昧なまま。

そんな「変わりたいけど踏み出せない」感覚の背景には、キャリアの「土台」が曖昧なまま走ってきたことがあるのでは、と感じる場面が多くなっています。
では、自分のキャリアの土台とは何でしょうか。 それを考える上で、今回のテーマ「キャリア資本」という視点が役立ちます。

キャリアを支える「見えない資本」

キャリア資本とは、「働き続けるための土台になるリソース」のことです。

  • 今の仕事をどう続けていけるか
  • 次に進みたくなったとき、どう動けるか

そんな場面で力になってくれる「自分の中にある資本」です。
資本というと少し堅い印象ですが、「自分のキャリアを支えているもの」「見えにくいけれど、実は自分が持っている力や関係性」だと思ってもらえるといいかもしれません。


日々の仕事の中に、資本は育っている

拙著『キャリアデザインの教科書』では、キャリア資本を以下の5つに分類しています:

  • ヒト(人的ネットワーク・信頼関係)
  • モノ(スキル・資格・経験)
  • カネ(経済資本)
  • 情報(業界知識・市場理解)
  • 時間(何にどう時間を使ってきたか)

この中で特に見落としが来たのは時間です。
今の時間の使い方が合っているのか、そのボリュームの時間の使い方は、その内容に合っているのか、他にももっと時間を使わなくてはならないことが、自分のキャリアビジョンを見据えたときに存在するのではないか、そんなふうに考えながら、現在と理想とするあり方のキャップをとらえる必要があります。


「自分には資本がない」と思っていた相談者の話

たとえば、こんなケースがありました。

ある企業の中堅社員の方が、「転職も考えたけど、自分には何も強みがない気がして…」と相談に来られました。
話を聞いていくと、社内で複数部署を経験していて、調整力にも長け、後輩からの信頼も厚い方でした。ただ、それらを「自分の資本」だとは思っていなかったんです。

私はこう問いかけました。 「この会社で、あなたが『頼られてきた場面』をいくつか思い出してみてください」
すると、プロジェクトで火消し役になっていたこと、採用面接で見極めを任されていたこと、社内報のライターとして文章力を買われていたことが出てきました。

ひとつひとつを資本として再発見したとき、その方は「転職もいいけど、まずはこの会社でもう一歩やってみようと思えました」と言ってくれました。


自分の資本を見つける3つの問い

キャリア資本は、意識して育てることで強くなっていきます。 まずはこんな問いを、自分に投げかけてみてください:

  • 最近、人から「ありがとう」と言われたことは?
  • 過去1年で、いちばん時間をかけた仕事は?
  • 誰かと関わったとき、自分が自然としていたことは?

答えはすぐに出なくても大丈夫です。 大事なのは、「自分が何を持っていて、どこに投資しているのか」を可視化すること。 それが次の一歩につながっていきます。


あなたの中に、すでにあるもの

キャリア資本は、特別な誰かだけが持っているものではありません。
むしろ、「毎日同じようなことを繰り返している」と思える日々の中にこそ、気づけていない、着実に育っている資本があります。

そしてその資本は、環境を変えたいとき、仕事の幅を広げたいときに、必ず自分を支えてくれるはずです。

今の働き方にモヤモヤを感じている方へ。 まずは自分の“資本”に目を向けるところから、一緒に始めてみませんか。

読んでくださり、ありがとうございました。


「自分には資本なんてない」と感じている方でも、丁寧に振り返れば、必ず今までの経験の中にキャリアを支える土台が眠っています。

もし今、キャリアのモヤモヤを整理したい方や、自分の資本を言葉にして次の一歩を考えたい方がいれば、よろしければ一度ご相談ください。

経験や強みを一緒に可視化しながら、納得できるキャリアの選択をサポートしています。

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