これからの研修は「AI×人間講師」で進化する

こんにちは、キャリアと組織の未来をつなぐ人、尾形ヒロカズです。

生成AIが話題になってから、研修や学びの現場も確実に変わり始めています

AIが情報を提供し、質問に答え、資料のたたき台を作ってくれる時代。

「じゃあ、人間講師はいらなくなるんじゃないか」

そんな声も聞こえてきます。

でも私は、研修現場でこう感じています。

これからの学びは、AIと人間講師の「役割分担」があってこそ、より深まると。

今日は、その理由と具体的な現場の変化についてお伝えします。

目次

  1. AIが得意なこと、人間講師が必要なこと
  2. 実際の現場で見えてきた変化
  3. AI時代の講師に求められるもの
  4. 研修のゴールは「行動変容」
  5. まとめ 〜AIと人が補い合う時代へ〜
目次

AIが得意なこと、人間講師が必要なこと

まず前提として、AIと人間講師は得意な領域が違います

AIが得意なのは、情報の提供や整理、効率化です。

たとえば、知識のインプットや、わかりやすい資料の作成、アイデア出しのサポート。

この部分は、生成AIを活用すれば圧倒的にスピードアップできます。

一方で、人間講師が必要なのは次のような場面です。

学ぶ人の表情や反応を見て、伝え方を変える
その場の空気や関係性をつくる
安心感や信頼を生み出す
個別の背景や状況に寄り添う

情報だけならAIでも十分です。

でも、「わかったつもり」から「実践できる」に変えるには、人間ならではの働きかけが不可欠です。


実際の現場で見えてきた変化

私が担当している企業研修でも、AIの活用は少しずつ進んでいます

たとえば、研修前に生成AIで事前課題を出すことで、参加者の知識レベルを揃えたり、理解度を高めたりできます。

その上で、当日の研修では人間講師が「対話」や「実践」の場をつくる

知識を超えて、自分の考えを整理し、他者の視点に触れる時間が重要になるのです。

この組み合わせにより、単なる知識習得だけでなく、実際の行動変容やスキル定着につながりやすくなっています。


AI時代の講師に求められるもの

AIが情報提供を担ってくれる分、これからの人間講師には別の役割が求められます

私は、次の3つが特に大切だと感じています。

① 場づくりのスキル
学びやすい空気感や、安心して発言できる関係性をつくる力。

② 個別対応力
参加者の背景や状況を理解し、その場に合わせて柔軟に関わる力。

③ 意味づけの支援
単なる知識ではなく、学びを自分ごととして捉え直せるようサポートする力。

AIが代替できないこれらの部分が、講師の価値としてより重要になります


研修のゴールは「行動変容」

結局、研修の目的は知識の提供ではなく、参加者の行動や考え方に変化を起こすことです。

生成AIは、そのプロセスの一部を効率化できます

でも、変化を促す最後のひと押しは、やはり人との関わりや、講師との信頼関係から生まれます

だからこそ、AIと人間講師の役割分担を意識し、双方の強みを活かすことが、これからの学びの質を左右するのです。


まとめ 〜AIと人が補い合う時代へ〜

AIか人か、ではなく、AIと人がそれぞれの強みを活かして補い合う

そんな考え方が、これからの研修や学びの現場には欠かせません。

情報提供や効率化はAIが担い、場づくりや意味づけ、個別対応は人間講師が担う

このバランスを意識できるかどうかが、学びの効果にも大きく影響していきます

生成AIの時代だからこそ、講師自身もアップデートが必要です。

私自身も、AIと共存する学びの場づくりを、これからも現場で模索し続けたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


生成AIの進化によって、学びの現場も大きく変わりつつあります。

それに伴い、「講師としての役割は何か?」「どう価値を発揮していくのか?」と悩まれる方も増えてきました。

もし今、研修のあり方や、講師の役割の変化に不安や疑問を感じている方がいれば、ぜひ一度ご相談ください。

AIと人が補い合う学びの場づくりや、行動変容につながる研修設計について、現場視点で具体的にサポートさせていただきます。

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