就職活動記(’14年卒)

ご無沙汰しております!ひさしマルです!
世間ではそろそろゴールデンウイークに差し掛かります。新卒採用で内定が出ている学生もチラホラ増えてきた頃でしょうか。もし、思い通りに就職活動が進んでいない学生がいたら少しでも参考になればいいなと思い、5年以上前の話になりますが、私の大学時代の就職活動について書いておこうと思います。悩んでいる人に直接話すことも良いと思うですが、やはり各々のタイミングでこの記事が目に留まる時が絶好のタイミングだと思っています。そのタイミングで読んでくれた方に少しでも参考になれば、これ以上ない喜びです。
 
新卒採用の機会は、多くの人にとって人生で一度切りなので、後悔はしたくないでしょう。冷静に考えてみると、自分の思い通りの就活ができる学生はほんの一握りしかいないのではないかとさえ思います。私の当時の就職活動は全く思い通り進みませんでしたが、大学4年生の冬にようやく就職先を決めることができました。思い通りの就活ができなければ、就職しないという選択肢もあるとは思いますが、個人的にはその先の就職を考えると、どこかにブランクがあれば何かと面接等で突っ込まれる機会がある(私自身、高校卒業から1年間の浪人については様々なところで聞かれた)と思いますので、なるべく卒業後の就職先は決めておいた方がいいだろうと考えています。最後まで自分を信じて、諦めずにチャレンジしてほしいと思っています。

目次

ー 就職活動記

私は大学3年生の12月ころから大学で開催された就活講座で履歴書やエントリーシートの書き方を学び、年が明けて2月ころから本格的に会社説明会に参加していたと思います。2~4月までは大学生の春休み期間なので、企業も積極的に説明会を実施している印象を受けます。ちなみに私は就職活動を迎えるまでに、インターンシップ等には参加していませんでした。
 
私の第一志望は、DeNA(プロ野球のベイスターズ)の球団職員でしたが、応募するも書類選考落ちでした。それからは方向を切り替えて、興味のあったIT企業で、なおかつ学生時代を通して学んだ英語を活かせる企業で働きたいと考えていました。その後はIT企業を中心に採用試験を受け、一時期は大手自動車メーカーのIT関連子会社の最終選考まで到達するも不採用など、あと一歩で届かない状況が4年生の6月ころまで続きました。そこから、就活のモチベーションが低下し、夏休みが終わるまで卒論とアルバイトと遊びを繰り返す日々となります。当時お付き合いしていた同級生の彼女は4月早々に内定先が決まっていたこともあり、私の中で焦りもあったと思うのですが、それでもなかなか就活に気持ちが入らなかったように記憶しています。ただ、当時の彼女はそのことで急かしたりすることはなかったので、それはありがたかったと思っています。いくら恋人と言えど、就活は一緒に乗り越えるものではなく各個人のチャレンジだと思うので、相談に乗ることはあっても、あまり干渉はしない方がいいと思います。良かれと思って伝えたアドバイスが、全く逆に働くことがあるので、話を聞く程度に留めておきたいところですね。
 
やがて10月になり、「そろそろやらないといけない」という半ば強制的に自分を奮い立たせ、就活を再スタートさせました。すると、1ヵ月も経たないうちに商社の営業職から内定をいただきました。意外にアッサリだったので、「こんなものか」と思ってしまいましたが、ちゃんと理由はありました。内定をいただいたポイントは、大学4年生の5月から始めた家電量販店でインターネット回線販売のアルバイト経験だったと思います。簡単に言うと営業の仕事で、学生時代から営業を経験している学生はそれほど多くはないため、半年弱の営業経験でも自分の売りとして面接で自信を持って答えることができました。それまでの面接では、自信を持って答えることができていなかったのだと、その時にようやく分かりました。
 
しかし、その内定をいただいた企業は「自分の行きたいと思える会社」という訳ではなかったので、既に4年生の11月に差し掛かるところでしたが、就職活動は続けることにしました。その頃には求人数も少なくなってきていたので、今では転職活動などで主流の就職エージェントに登録して、担当のエージェントから求人を紹介していただき、ある一つの企業を受けることにしました。その頃には、自分のやりたいことではなく、自分が足りないと感じているスキルを身に付けられる企業に行くことにシフトしていたと思います。
 
私は営業のアルバイト経験の中で、自分の営業力の無さを痛感していました。家電量販店に買い物に来ているお客さんに声を掛けて、インターネット回線の乗り換えを提案するのだからハードルは高かったです。しかし、商材は価格も含めて競合他社よりは明らかに良いと思えるものだったので、しっかり営業できれば売れる商材であることは間違いありませんでした。だから、営業力のあるスタッフは1日に何件も契約を取ってきます。そんな姿を見ていると、自分に足りないものが嫌でも分かりました。私はそんな劣等感のようなものを払拭したかったのかもしれません。私は、前述の商社から内定をいただいた後から、新卒という特権を自分の営業力のスキルアップに使おうと決心していました。
 
そんな中、転職エージェントから紹介を受けたのがインターネット回線を販売するベンチャーのコールセンターでした。短期間ですがアルバイトで対面の営業を経験していた自分としては、さらなるスキルアップをする場所としてこの上ない環境だと思いました。ベンチャーらしい気軽な面接で、アッサリ内定をいただき、その時点でコールセンターに就職することを決めました。あえて、電話営業という人から嫌われそうな仕事を選ぶことに対して、親からは「商社の方がいいんじゃないか」という意見もありましたが、私の意志は固まっていたので、最終的には親も「もう社会人になるんだから自分のことは自分で責任を取っていかなければいけない」と、私の意見を尊重してくれました。
 
その後、晴れてコールセンターに就職し、結果的には在職期間1年で別の企業に転職することになりましたが、学んだものはとても大きかったと思います。電話対応はどこに行っても褒めてもらえるくらいにはなりましたし、当時はお客さんと電話しながらパソコンで情報を迅速かつ正確に処理していかなければ仕事にならないため、元々得意だったパソコンスキルはさらに向上しました。それに、クレーム対応も数多くこなしたため、現職でのクレーム対応も全く苦にならず、むしろどうやって憤りを鎮めて、最後にはその方が納得して帰っていただくことを考えながら対応するのが楽しくさえ思えます(これは異常)。
 
思い通りに進まず、一度は逃げた就職活動。気合いを入れ直して、再度チャレンジして掴んだ就職は、将来全く別の形で役に立っています。人生先々、何が起こるかなんて誰にも予想できません。結局私は、今も当時も自分自身の直感で動いてきました。あなたも今のご自身の直感で動いて良いのだと、私は思います。誰の言葉よりも自分の直感が一番信じられる材料だと思います。目先の一社、目先の選考、一つ一つしっかり向き合っていけば、それ相応の結果が伴います。結果に一喜一憂することもあるでしょう。しかし、やるべきことは一つ一つしっかり向き合っていくことです。それを続けていけば、結果的にこれで良かったと思える日がきっと来ると思います。

普段はネガティブですが、皆さんの前ではポジティブになるひさしマルでした!
みなさま良いゴールデンウイークを!

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    この記事を書いた人

    記事をお読みいただきありがとうございます!【ひさしマル】31歳一児の父/専門学校事務職員★第18回キャリアコンサルタント試験合格@JCDA★
    これまで3社経験し、様々なことがちょっとずつ得意になった専門性のない器用貧乏でしたが、キャリコンの資格取ってちょっと専門家です。ICT、英語、スポーツ、どれもそれなりに器用にこなします。Twitterではキャリアコンサルタント関係なく、個人の日常の話題多めとなっております。ゲームや雑談配信もしてます!

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