キャリアコンサルタント試験合格体験談②養成講座

みなさんこんにちは、ひさしマルです!
前回の初投稿に引き続き、キャリアコンサルタント試験の合格体験談の2回目を書いていきたいと思います。今回は「養成講座」について書いていきます。

目次

ー職業訓練給付金ー

養成講座の話の前に職業訓練給付金制度についてお話ししておきます。お住まいの管轄のハローワークによって多少違いがあるようなので、あまり詳しくは説明しません。手順を端的にまとめます。
 1. 養成講座の申込
 2. ハローワークで給付金の手続き(給付金申込)
 3. 養成講座開始~修了
 4. ハローワークで給付金の手続き(講座代金の半額給付)
 5. 試験受験~合格
 6. ハローワークで給付金の手続き(講座代金の20%給付)
職業訓練給付金制度の手続きは都度発生します。分からないことが出た時は、私の居住地管轄のハローワークに電話しました。不明点があれば管轄のハローワークにお問い合わせいただければと思います。

ー養成講座の時期と形態ー

それでは、養成講座の話に参りましょう。私は、新卒時代の同期の勧めで、日本マンパワーが主催する養成講座を受けました。私が受けた講座の概要を載せておきましょう。
回数:全12回(月3回 日曜9:30~18:30)
時期:4月頭から~7月末までの約4ヶ月間
形態:オンライン

月3回は日曜日の日中丸々講座に使う日々でした。大変だとは思いますが、幸い仕事の繁忙期から外れた時に受けたこともあり、家事や育児もそれまで通りできていたと思うので、それほど負担はなかったように思います。

また、このご時世ですので、講座は対面でもオンラインでも開催されていました。私は迷わずオンライン受講を選択しました。コロナウィルスの感染が拡大してくると、対面の講座もオンラインへ切り替える対応もされていました。当初対面受講されていた方はオンラインへの変更でやりづらかったこともあったのではないかと思います。私は、養成講座の受講においてオンラインを選択して良かったと思いました。パソコンでメモや調べたりしながら受講できたので、むしろオンラインの方が有意義だったと思います。私は面接試験の時に初めて対面でのロールプレイを経験しましたが、それほど違和感もなかったように記憶しています。

ー養成講座の内容ー

【知識は要自習、講座では実技を学ぶ】
さて、養成講座の内容に話を切り替えます。講座の全体的な感想は、知識の習得よりもコンサルティングの技法や練習、キャリアコンサルタントの様々な考え方に重きが置かれているような印象でした。講座内での知識の勉強は基礎の部分だけで、試験の学科にあたる部分の勉強は自分でテキストなどを見ながら勉強していく必要があると感じました。
一方で、実技の部分は講座で学んだことが本当に大きな経験となりました。うまくお伝えできるか分かりませんが、本を読むのと、講師から感情を通して聞くのでは、同じ知識だとしても伝わり方が違います。文面だけではニュアンスが十分には入ってこない。そこを講師が自らの経験を元にキャリアコンサルタントとは何かを教えてくれます。我々受講者はその中で自分の目指したいキャリアコンサルタントに磨きをかけることができます。

【自分のキャリアコンサルティングを見つける】
試験合格した今、私は「講座を受けている時から、自分なりのキャリアコンサルティングを見つけること」が大事だと思っています。

講座では初日から毎回ロールプレイ練習があります。初日は自己紹介程度ですが、段々と試験本番に近い形でロールプレイを繰り返していきます。講座が終盤に差し掛かると、ラーニングサポーターとして有資格者の先輩方も参加されてフィードバックを受けることができました。

ここで私は、講師とラーニングサポーターの意見が少し違っているような感覚を受けました。しかし、それはどちらかが間違っているわけではありません。どちらの意見が自分に合っているのか取捨選択すべきなのだと教えてもらいました。すごく府に落ちました。キャリアコンサルタントとして自分の考えの方が適切だと思うなら、その意見は「他の意見として受け入れる」程度に留める必要があるのだと。講師や先輩全ての意見が正しいと思ってしまうと、どこかで矛盾を感じると思います。それも悪くありませんが、それによって自分を見失ってしまっては本末転倒。私個人としては、自分が目指すキャリアコンサルタント像を芯に据えながら、そこに必要な意見を吸収していくようなスタイルが良いと思っています。有資格者の皆さんは良い意味で世話焼きの方々ばかりです。私たち受験生のために頑張って参考になることを伝えようとしてくださいます。しかし、その思いとは裏腹に、講座の同期の何名かは、講座終了後も有資格者が参加してくださる練習会などに多数参加されて、フィードバックを沢山受ける中で、有資格者によって言うことが違うため迷ってしまったと聞きました。私は養成講座の学びの中から、「相談者自らが気づき、新たな発見に感動してもらうこと」を芯に据えて練習を続けていました。もちろんそれだけでうまくいくわけではなく、私自身も練習する度に反省があり、学ぶことが沢山あります。自己研鑽の旅に終わりはありませんが、私はその芯だけはブレずに練習したことで、試験まで迷うことなく突き進むことができました。

キャリアコンサルタントも、有資格者以前に一人の人間なのです。一人一人が唯一の人生を経験されていて、それに基づいた意見があります。どれも間違っていません。ただし、自分とは違うところもあるという受け入れ方は必要だと学びました。それも養成講座の中で講師から教えていただけました。人間みな十人十色なんだと心の底から理解できた養成講座だったように思います。

まだまだお話ししたいことは沢山ありますが、長くなってしまったので、今回はここまでにしておきたいと思います。次回は講座終了後から試験までの自習期間のお話しをします。自習期間の3ヶ月をいかに過ごすのか。これも人それぞれなのですが、私の経験をお伝えして、少しでも参考になればと思います。それではまた次回お会いしましょう!

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    この記事を書いた人

    記事をお読みいただきありがとうございます!【ひさしマル】31歳一児の父/専門学校事務職員★第18回キャリアコンサルタント試験合格@JCDA★
    これまで3社経験し、様々なことがちょっとずつ得意になった専門性のない器用貧乏でしたが、キャリコンの資格取ってちょっと専門家です。ICT、英語、スポーツ、どれもそれなりに器用にこなします。Twitterではキャリアコンサルタント関係なく、個人の日常の話題多めとなっております。ゲームや雑談配信もしてます!

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